こんにちは。女医ぬです。
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今回は、医師の働き方についてまとめます。
医師の働き方は多様で、自分次第です!
レールに乗ったままもよし!
視野を拡げて他の道を探すのもよしです!
私の個人的な視点も入れていきます。参考になれば嬉しいです。
まずは選択肢を知らねば!!
医師の働き方
進路を考える時に、まず考えるべきは、
今後は常勤、開業、フリーランス、どれを選択するか。
手始めに、大枠を知ることが大切です。
常勤医・開業医・フリーランス医師の比較
勤務医 | 開業医 | フリーランス医師 | |
勤務日数 | 週4-6日 | 週4-6日 | 自由 |
休み | 少ない | 少ない | 自由 |
給与 | 普通 | 高い | やや高い |
勤務内容 | 外来・病棟管理 救急・当直・手技など | 外来・手技・経営 | 自由(契約内容による) |
表1は勤務医・開業医・フリーランス医師の働き方を簡単に比べたものです。
病院勤務平均年収 | 1488万603円 |
開業医平均年収 | 2748万9071円 |
厚生労働省「第21回医療経済実態調査」(2017年)の結果に基づき、病院勤務医と開業医(診療所所長)の収入(2016年)を比べてたものです。
次に、それぞれの特徴を説明していきます。
勤務医
勤務医とは
特定の病院や診療所などの医療施設と雇用計画を結び、勤務する医師のことです。
勤務医として働く場合は大学病院に残るか、市中病院やクリニックなどで働く場所を選びます。
メリット
- 雇用や収入が安定している
- 福利厚生がしっかりしているところが多い
- 学会参加費など一部負担してくれる病院が多い
- 個々の医師がトラブルの矢面に立たされることが少ない
デメリット
- いくら頑張っても収入が上がりにくい、上がっても少し
- カンファレンスや時間外の仕事が多く、多忙
- 当直で生活リズムが不安定になることがある
向いている人
- 医師としての常に知識、技術、経験を深めたい
- 医学博士や専門医が欲しい
- 開業前に修行したい
- 今持っている技術で患者を救うという使命感を強く持っている
- 安定志向
私は大学病院勤務医→訪問診療クリニックの勤務医に転職しました。
開業医
開業医とは
病院と雇用契約を結んで働く勤務医に対して、自分で病院を経営するのが開業医です。
開業医は病院で利益をあげた分だけ収入に還元される事業収入となります。
勤務医と比べて収入は多く、平均的に約1.7倍とも言われています。
メリット
- 収入アップになる
- 自分の理想的な医療が実現できる
- 経営にやりがいを感じられる
デメリット
- 患者のクレームや訴えに直接対処する必要がある
- 患者を自分で集める対策を行う必要がある
- 経営のリスクを伴う(従業員の労務管理や経理など)
- 代診がいない
向いている人
- マネジメント能力がある
- 高いコミュニケーション能力がある
- 向上心がある
- 継ぐ病院がある
フリーランス医師
フリーランスとは
勤務医、開業医以外の働き方をする医師、または、定期非常勤として複数の医療機関と雇用契約を結び働く医師、スポットと言われるいわゆるアルバイトのみで働く医師、その2つを併用する医師などと言われています。
一言で言うと自由なので、働き方は自分次第でゆったりにもハードにも調整できます。
漫画「ブラックジャック」やドラマ「ドクターX」などで知名度UP!
メリット
- 働き方は自分次第であり、時間、働き方が自由
- 給与は時給制か日給制で勤務医を上回る可能性が多い
- 病院内の人間関係に悩まされることが少ない
- 結婚・妊娠・出産といったライフイベントによるキャリアの継続が難しいことが多い女医でも自分のペースで仕事ができる
デメリット
- 厚生年金ではなく、国民年金のため、自分である程度資産形成が必要
- 他の常勤医の採用が決まると、急に契約を打ち切られる可能性がある
- 子供の熱や、体調が悪い時など突然の休診しにくい
- 科によっては専門医などの資格維持が難しいことがある
向いている人
- 自分の時間を多く欲しい
- 医業以外のこともやっている
- 自己プロデュース能力が高い
- 稼ぎたいけど、開業医のように経営まではやりたくない
- ライフイベントによる変化が大きい
以上、比較しやすいように、簡単に表とリストを作成しました。
自分のやりたい働き方、自分が置かれている状況、目標などもう一度
ゆっくり整理して決めていきましょう。
あなたの進路の幅が拡がりますように!世界が拡がりますように!
そっと支えられるような情報をお伝えしていけたらと思います。
またお立ち寄りくださいね❤️